【ゼルダの伝説 Tok】祠の名前と京都の地名 ※10/15一応完結
「ゼルダの伝説 ティアーズ・オブ・キングダム」には「祠(ほこら)」と呼ばれるミニダンジョンがあります。
この祠の名前、任天堂本社のある京都の地名のアナグラム(並べ替え)になっているそうです。*1
私、せっかく京都で暮らしておりますので、祠の名前の由来となった元の地名を推測していきたいと思います。
以下、祠の名前の五十音順に、由来と思われる地名と、簡単な解説を書いていきます。ただし、「?」を付けたものは、もしかしたら違うかもしれないものです。
なお、祠は100以上あるようですが、まだ全部回り切れておりません。したがいまして、この記事は新たな祠を発見次第、随時更新していきます。
152基すべての祠を回りましたが、まだ由来が不明なものがたくさんあります。それらについても由来が判明次第、説明を追加していきます。
152の祠の名前について、京都市内の地名などから由来(と思われるもの)を見つけ出しました(2023年10月15日)。
祠の名前から簡単に由来を特定できたものもあれば、ハイラルのマップと京都の地図を照らし合わせて、祠の位置関係から推測したものもあります。また、位置関係から推測できたと言っても、祠の位置関係と現実の地名の位置関係は厳密に一致しているわけでもないようです。
ですので、以下に挙げた由来が「正解」(ゲームスタッフが本当に考えたこと)とは限りませんし、自分でも自信のないものがたくさんあります。あくまで御参考まで。
また、気が向いたら、祠の名前の由来となった地名の現地写真なども追加していきたいと思います。
※現地写真の追加はしないと思います……。
ア行
アネダミカカ
⇒阿弥陀ヶ峰(アミダガミネ)
アポゲケ
⇒蹴上(ケアゲ)
主な使われ方として「蹴上発電所」「蹴上浄水場」など。蹴上発電所は、京都市左京区にある水力発電所。日本初の水力発電所で、現在は関西電力が管理・運営。近くに「蹴上浄水場」もあり。市営地下鉄の「蹴上駅」もあります。
イウンオロク
⇒鹿王院(ロクオウイン)
鹿王院は京都市右京区にある寺院。京福電鉄には「鹿王院駅」があります。
イガシュク
⇒修学院(シュウガクイン)
「修学院」は京都市左京区の地名。地域内にある「修学院離宮」(こちらは「シュガクイン」と読む)は、知る人ぞ知る名所。叡山電鉄に「修学院(シュウガクイン)駅」もあります。
イカタク
大覚寺は京都市右京区にある寺院。皇室との関係が深く、南北朝時代の皇室の系譜である「大覚寺統」にも名前を残します。
イゴション
⇒聖護院(ショウゴイン)
イシシメ
⇒紫明通(シメイ〈ドオリ〉)
紫明通は京都市街北部を走る大通り。京都市街にある大通りとしては珍しく、東西南北の方位に対して斜めに走る通りです。
イジョオ
⇒往生院町(オウジョウイン〈チョウ〉)
「往生院町」は京都市右京区の地名。住所としては「嵯峨二尊院門前往生院町」となるようです。
イショキン、ウツショキ
⇒吉祥院(キッショウイン)?
「吉祥院」は京都市南区の地名。「イショキンの祠」「ウツショキの祠」の2つの名前の由来になっていると考えました。
ちなみに、吉祥院地域の東側の「上鳥羽(カミトバ)」地域には、任天堂本社があります。
イショダグン
⇒大将軍(タイショウグン)
地名に見えませんが、「大将軍」は京都市北区の地名。同名のバス停もあります。「大将軍八神社」に由来する地名ですが、神社の名前は「ダイショウグン」の読み。
イヘンア
⇒平安(ヘイアン)
平安神宮は京都市左京区にある神社。京都でも有名な神社の一つですが、明治時代にできた新しい神社です。
「平安」は京都の旧称・雅称。京都をイメージさせる言葉のひとつとして、店名や学校名などに、今でも使われます。
※祠の位置から、一般名詞としての「平安」ではなく、「平安神宮」に由来すると考えました。
イラサク
⇒洛西(ラクサイ)
「洛西」は京都の西側を表す言葉。住所にはなっていませんが、祠の位置からすると、京都市西京区の「洛西ニュータウン」が由来と考えられます。また、阪急電鉄には「洛西口駅」という駅もあります。
インイサ
⇒西院駅(サイイン〈エキ〉)
西院駅は阪急京都線の駅。阪急西院駅の近くには京福電鉄の「西院駅」がありますが、こちらは「サイ」と読む。
ウコウホ
⇒方広寺(ホウコウ〈ジ〉)
方広寺は京都市東山区にある寺院。豊臣秀吉ゆかりのお寺で、日本史の「方広寺鐘銘事件」で有名。かつては「京都大仏」があったそうです。
ウコオジシ
⇒塩小路(シオコウジ)
主な使われ方として「塩小路通」。京都駅ビルと京都タワーの前の東西の通りが塩小路通です。
ウサズマ
⇒太秦(ウズマサ)
「太秦」は京都市右京区の地名。JR山陰線には「太秦駅」、京福電鉄には「太秦天神川駅」があります。東映太秦映画村、広隆寺などの観光地があります。
ウツショキ
「イショキン」を参照。
ウトジシ
⇒東寺(トウジ)
東寺は京都市南区にある寺院。京都のイメージ写真などで、よく新幹線と一緒に写っている五重塔が、東寺の五重塔です。近鉄には「東寺駅」があります。
エウトウメ
⇒梅ケ畑上砥町(ウメガハタウエト〈チョウ〉)
「梅ケ畑上砥町」は京都市右京区の地名。地図帳の索引を見て、ようやく分かりました。
エコチウ
⇒智恵光院(チエコウ〈イン〉)
智恵光院は京都市上京区の寺院。お寺から名前をとった「智恵光院通」もあります。
エショセ
⇒渉成園(ショウセイエン)
渉成園は京都市下京区にある東本願寺の庭園。東本願寺の境内の飛地だそうです。
エンオマ
⇒御前通(オンマエ〈ドオリ〉)
御前通は京都市内の南北の通り。「五条御前」といった形でバス停の名前にもなっています。
オオギン
「祇園」は京都市東山区の地名。住所としては「祇園町北側」「祇園町南側」となります。京都を代表する花街として全国的に有名。
オショザンウ
⇒松鴎山町(ショウオウザン〈チョウ〉) しょうざん(ショウザン)?
「松鴎山町」は京都市北区の地名。住所としては「大北山松鴎山町」となるようです。
主な使われ方として「しょうざんリゾート京都」。しょうざんリゾート京都は、ホテル、レストラン、日本庭園などを備えるリゾート施設。京都市北区に所在。
※「オオザンショウウオ」かもしれない。
オタカカ
⇒高雄山(タカオ〈サン〉)
高雄山は京都市右京区にある山。山麓には神護寺、高山寺といった名所があります。
オツツマ
⇒松尾(マツオ) 松尾大社駅(マツオ〈タイシャエキ〉)
「松尾」は京都市西京区の地名。付近には「松尾大社」があり、酒造の神様として有名。阪急電鉄には「松尾大社駅」があります。
「松尾大社駅」は阪急電鉄の駅。以前は「松尾(マツオ)駅」という駅名でした。駅名の由来は駅近くの神社・松尾大社から。こちらは「マツノオ」と読みます。
オヤミオ
⇒大宮(オオミヤ)
主な使われ方として「大宮通」「大宮駅」。大宮通は京都市内の南北の通りで、四条通から九条通の間は大通りになります。大宮駅は阪急電鉄の駅。大宮駅の付近には、京福電鉄の「四条大宮駅」もあります。
オロチウム
⇒御室大内(オムロオオウチ)
「御室大内」は京都市右京区の地名。仁和寺の北側のあたりです。
オロムワカ
⇒御室川(オムロガワ)
御室川は京都盆地北部を流れる河川。
カ行
ガアヒササ
⇒嵯峨朝日町(サガアサヒ〈チョウ〉)
ガササ
⇒嵯峨(サガ)
「嵯峨」は京都市右京区の地名。JR山陰線には「嵯峨嵐山駅」があります。
カダウナリ
⇒中立売通(ナカダチウリ〈ドオリ〉)
ガタキサ
⇒北嵯峨(キタサガ)
ガタニシシ
⇒鹿ヶ谷(シシガタニ)
「鹿ヶ谷」は京都市左京区の地名。「鹿ヶ谷通」という通りもあります。「哲学の道」は鹿ヶ谷地域を通っています。
ガノサ
⇒嵯峨野(サガノ)
「嵯峨野」は京都市右京区の地名。JR山陰線の愛称「嵯峨野線」などにも使われます。
カハタナウメ
⇒梅ケ畑中田町(ウメガハタナカタ〈チョウ〉)
カマツキサ
⇒松ヶ崎(マツガサキ)
主な使われ方として「松ヶ崎通」「松ヶ崎駅」。松ヶ崎通は京都市北区を南北に走る通りですが、大きな通りではないので、松ヶ崎駅の方が有名。松ヶ崎駅は市営地下鉄の駅。
カミズナ
⇒中水町(ナカミズ〈チョウ〉)
「中水町」は京都市右京区の地名。住所としては「西院中水町」となるようです。
カラハタギ
⇒樫原(カタギハラ)
キウヨヨウ
⇒右京区(ウキョウ〈ク〉)
右京区は京都市北西部の行政区。区内南部には龍安寺、仁和寺、嵐山といった観光地があり、北部は山間地域です。
キカクン
⇒金閣(キンカク)
金閣は、京都市北区の寺院・鹿苑寺にある建物。鹿苑寺は「金閣寺」という通称の方が断然有名で、最寄りのバス停の名前も「金閣寺道」になっています。
ギカクン
⇒銀閣(ギンカク)
銀閣は、京都市左京区の寺院・慈照寺にある建物。こちらも慈照寺よりも「銀閣寺」という通称の方が断然有名。最寄りのバス停の名前は「銀閣寺前」。
キシナノ
⇒梨木神社(ナシノキ〈ジンジャ〉)
キタワカ
⇒滝川町(タキガワ〈チョウ〉)
「滝川町」は京都市西京区の地名。住所としては「桂滝川町」となるようです。
キマヤタ
⇒北山(キタヤマ)
主な使われ方として「北山通」「北山駅」など。北山通は京都の市街北部の東西の大通り。北山駅は市営地下鉄の駅。北山地域には、植物園、コンサートホール、京都府立大学があり、文化・文教地区のイメージがあります。
キョクゴニ
⇒西京極駅(ニシキョウゴク〈エキ〉)
西京極駅は阪急電鉄の駅。駅の近くにある「西京極総合運動公園」は、陸上競技場、野球場、プールを備えた、京都のスポーツのメッカ。
キョノニシウ
⇒西ノ京(ニシノキョウ)
「西ノ京」は京都市中京区の地名。「西ノ京円町」といった形で、バス停や交差点の名前にもなっています。なお、奈良県には「西ノ京駅」という近鉄の駅があります。
クダニサラ
⇒桜谷町(サクラダニ〈チョウ〉)
「桜谷町」は京都市西京区の地名。住所としては「山田桜谷町」となるようです。
グタンバチ
⇒丹波口駅(タンバグチ〈エキ〉)
丹波口駅はJR山陰線の駅。
クママイノ
⇒今熊野(イマグマノ)
「今熊野」は京都市東山区の地名。三十三間堂や泉涌寺に近い地域です。
クラタカ
⇒高倉通(タカクラ〈ドオリ〉)
ゲミカカ
⇒御蔭通(ミカゲ〈ドオリ〉)
御蔭通は京都市左京区にある東西の通り。下鴨神社の門前を通ります。
サ行
ザクスク
⇒朱雀町(スザク〈チョウ〉)
「朱雀町」は京都市東山区の地名。五条大橋東詰のあたりです。中京区にも「壬生朱雀町(ミブシュジャクチョウ)」という地名がありますが、祠の位置から、こちらの町名が由来だと考えました。
サヒロワ
⇒広沢(ヒロサワ)
「広沢」は京都市右京区の地名。この地域にある「広沢池」は、平安時代の頃から景勝地として知られていました。
ザンミカカ
⇒八坂上町(ヤサカカミ〈チョウ〉)?
「八坂上町」は京都市東山区の地名。町内にある「八坂の塔」の眺めは京都を代表する風景のひとつ。
ジウコウメ
主な使われ方として「梅小路公園」。梅小路公園は京都駅の西側にある大きな公園。公園に隣接して、「梅小路京都西駅」というJR山陰線の駅もあります。
梅小路地域にはかつて国鉄の車庫があり、現在も京都鉄道博物館があります。「ジウコウメの祠」では2本のレールを使った仕掛けを解いていくのですが、もしかしたら、梅小路地域と鉄道のゆかりを意識しているのかもしれません。
ジオシニオ
⇒西大路(ニシオオジ)
主な使われ方として「西大路通」「西大路駅」。西大路通は京都市街の西部を走る、南北の大通り。西大路駅は西大路通付近にあるJR東海道線の駅。
ところで、西大路通沿いには「イショダグンの祠」の由来である「大将軍」、「キョノニシウの祠」の由来である「西ノ京」がありますが、ゲーム内でも「ジオニシオの祠」「イショダグンの祠」「キョノニシウの祠」は近くに集まっています。
ジオタキオ
⇒北大路(キタオオジ)
主な使われ方として「北大路通」「北大路駅」。北大路通は京都市街北部を走る東西の大通り。北大路駅は京都市営地下鉄の駅。
ジカイセン
清閑寺は京都市東山区にある寺院。「清閑寺」は寺院周辺の地名にもなっています。
誓願寺は京都市下京区にある寺院。新京極商店街の中にあります。
※祠の位置と名前から、「誓願寺」ではなく「清閑寺」が由来だと考えました。
シククチ
⇒紫竹(シチク)
シスラナ
⇒白砂(シラスナ)
「白砂」は京都市右京区の地名。住所としては「鳴滝白砂」となるようです。
シツモイ
⇒出雲路(イズモジ)
シナカワカ(10/15変更)
⇒中柏野町(ナカカシワノ〈チョウ〉) 西ノ川(ニシノカワ)?
西ノ川は京都市右京区を流れる河川。仁和寺、妙心寺の近くを流れます。流域には「龍安寺西ノ川町」という地名もあります。
「中柏野町」は京都市北区の地名。住所としては「紫野中柏野町」になります。
※一度、「中柏野町」から「西ノ川」に変更しましたが、他の祠との位置関係から、やはり「中柏野町」の方が由来の可能性が高いと考えました。
シナタニカカ
ジノドカオ
⇒葛野大路通(カドノオオジ〈ドオリ〉)
シバジタキオ
⇒北大路橋(キタオオジバシ)
北大路橋は賀茂川にかかる橋。
シハジョゴウ
⇒五条大橋(ゴジョウオオハシ)
五条大橋は鴨川にかかる橋。牛若丸と弁慶の物語で有名ですが、当時の五条大橋は現在よりも上流(松原橋の近く)にかかっていたようです。
シフミミ
⇒伏見(フシミ)
主な使われ方として「伏見区」「伏見駅」。伏見区は京都市南部の行政区。伏見稲荷大社や醍醐寺などの観光地も多いです。伏見駅は近鉄の駅。
伏見は「伏水」と言われることもある、良質な地下水に恵まれた土地。「シフミミの祠」の水流を使った仕掛けは、そのことを意識しているのかもしれません。
シモシワカ
⇒下若草町(シモワカクサ〈チョウ〉)
「下若草町」は京都市北区の地名。住所としては「紫野下若草町」となるようです。
シヤモツシ、モツシシ
⇒下津林(シモツバヤシ)
「下津林」は京都市西京区の地名。「シヤモツシの祠」「モツシシの祠」の2つの名前の由来になっていると考えました。
ジョクウ
⇒九条(クジョウ)
主な使われ方として「九条通」「九条駅」など。九条通は京都市内の東西の大通り。九条駅は京都市営地下鉄の駅。
ジョクウシニ
⇒西九条(ニシクジョウ)
「西九条」は京都市南区の地名。東寺の周辺の地名です。大阪府には「西九条駅」があります。
ジョゴウ
⇒五条(ゴジョウ)
主な使われ方として「五条通」「五条駅」。五条通は京都市中心部を東西に走るメインストリートの一つ。五条駅は京都市営地下鉄の駅。また、京阪電鉄には「清水五条駅」があります。
ジョシウ
⇒四条(シジョウ)
主な使われ方として「四条通」「四条駅」など。四条通は京都市中心部を東西に走るメインストリート。「四条駅」は京都市営地下鉄の駅。京阪電鉄には「祇園四条駅」があります。
ジョジュウウ
⇒十条(ジュウジョウ)
主な使われ方として「十条通」「十条駅」。十条通は京都市南部を走る、東西の大通り。任天堂本社は十条通に面しています。十条駅は十条通付近にある駅で、市営地下鉄の駅と近鉄の駅があります。
ジョジョニウ
⇒二条城(ニジョウジョウ)
二条城は京都市中京区にある城跡。徳川慶喜が「大政奉還」を宣言した場所としても有名です。
ジョチイウ
⇒一条通(イチジョウ〈ドオリ〉) または 一乗寺駅(イチジョウジ〈エキ〉)
一条通は京都市内の東西の通り。平安京の北端にあった「一条大路」に由来する通りです。
一乗寺駅は叡山電鉄の駅。駅周辺の一乗寺地域は、ラーメン店の激戦地として有名です。
※以前は「一条通」のみを祠の名前の由来としていましたが、祠の位置から、「一乗寺駅」が由来の可能性もあります。
ジョチイヒガ
⇒東一条通(ヒガシイチジョウ〈ドオリ〉)
東一条通は京都市左京区にある東西の通り。京都大学の正門が面している通りです。
ジョチシウ
⇒七条通(シチジョウ〈ドオリ〉)
七条通は京都市内の東西の大通り。京阪電鉄には「七条駅」がありますが、こちらは「ナナジョウ」と読みます。「一条(イチジョウ)」との聞き間違いを防ぐためだと思われます。
ジョニウ
⇒二条(ニジョウ)
主な使われ方として「二条通」「二条駅」。二条通は京都市中心部を東西に走る通り。「二条駅」はJR山陰線と京都市営地下鉄の駅。
ジョンサウ
⇒三条(サンジョウ)
主な使われ方として「三条通」「三条駅」。三条通は京都市中心部を東西に走る、京都のメインストリートのひとつ。鴨川にかかる「三条大橋」の近くに、京阪電鉄の「三条駅」があります。
ジルタグマチ
⇒神宮丸太町駅(ジングウマルタマチ〈エキ〉)
神宮丸太町駅は京阪電鉄の駅。「神宮」は平安神宮のことですが、駅から平安神宮までは徒歩で15分ほどかかります。
シワカマ
⇒川島(カワシマ)
「川島」は京都市西京区の地名。阪急電鉄の桂駅と洛西口駅の間の地域です。
スアリワカ
⇒有栖川町(アリスガワ〈チョウ〉) 有栖川駅(アリスガワ〈エキ〉)
「有栖川町」は京都市西京区の地名。住所としては「川島有栖川町」となるようです。桂駅前の地名です。
※祠の位置から、「有栖川駅」ではなく「有栖川町」の方が由来だと考えました。
ススビエ
⇒杉蛭子町(スギエビス〈チョウ〉) 夷川(エビス〈ガワ〉)
「杉蛭子町」は京都市下京区の地名。京都には「蛭子」「夷」の付く地名が大変多いのですが、祠の位置と、「ス」が繰り返されていることから、杉蛭子町が名前の由来と考えました。
主な使われ方として「夷川通」「夷川発電所」。夷川通は京都市内の東西の通り。夷川発電所は小規模な水力発電所で、平安神宮にほど近い住宅街の中にあります。
ススヤイ
⇒太秦安井(〈ウズマサ〉ヤスイ) 安井通(ヤスイ〈ドオリ〉)
主な使われ方として「安井通」。安井通は祇園の南側を東西に走る通り。安井通近くにある「安井金毘羅宮」は、縁切り神社として数々の逸話を持つ。
※祠の位置から、「安井通」ではなく「太秦安井」の方が由来だと考えました。
セクンボマラ
⇒千本鞍馬口(センボンクラマグチ)
「千本鞍馬口」は京都市北区の交差点名。同名のバス停もあります。
セパパ
⇒長谷町(ハセ〈チョウ〉) 八瀬(ヤセ)
「八瀬」は京都市左京区の地名。比叡山の京都側の麓にあり、叡山電鉄には「八瀬比叡山口駅」という駅があります。
※祠の位置から、「八瀬」よりも、「長谷町」の方が由来の可能性が高いと考えました。
セルタボマチ
⇒千本丸太町(センボンマルタマチ)
「千本丸太町」は京都市上京区・中京区の交差点名。同名のバス停もあります。この付近には、かつて、平安京の「大極殿」があったとされています。
ソナパノ
⇒花園駅(ハナゾノ〈エキ〉)
花園駅はJR山陰線の駅。「花園」は駅周辺の地名でもあり、「花園大学」という大学もあります。
ソリョタニゴ
⇒御陵細谷(ゴリョウホソタニ)
「御陵細谷」は京都市西京区の地名。京都大学桂キャンパス近くです。
タ行
タウヨシプニ
⇒菖蒲谷(ショウブダニ)
「菖蒲谷」は京都市右京区の地名。地域内に「菖蒲谷池」という池もあります。
タウンヒヨ(10/15追加)
⇒宇多野病院(ウタノビョウイン)?
他の祠は地名・駅名・名所から由来(と思われるもの)が見つかりましたので、ここだけ施設名というのも不自然なのですが、ほかにそれらしい地名などが見つからず……。「宇多野病院前」というバス停がありますので、そちらを由来と考えることができるかもしれません。
タキイハバノ(10/15変更)
⇒北野白梅町駅(キタノハクバイチョウ〈エキ〉) 北下馬野町(キタゲバノ〈チョウ〉)?
北野白梅町駅は京福電鉄の駅。北野天満宮、金閣寺などに近い駅です。
「北下馬野町」は京都市右京区の地名。住所としては「嵯峨広沢北下馬野町」となるようです。
※祠の名前と位置から、「北下馬野町」よりも「北野白梅町駅」の方が由来の可能性が高いと考えました。
タジカツ
⇒高辻通(タカツジ〈ドオリ〉)
タダロクン
⇒六反田町(ロクタンダ〈チョウ〉)
「六反田町」は京都市西京区の地名。住所としては「西院六反田町」となるようです。
※「六反田」の地名は京都市内各所で見られますが、祠の位置から西院六反田町が由来だと考えました。ただし、西院六反田町の近くには「下津林六反田」もあり、こちらが由来かもしれません。
タニノウダ
⇒宇多野谷(ウダノタニ)
「宇多野谷」は京都市右京区の地名。住所としては「鳴滝宇多野谷」となるようです。
チチマウ
⇒内町(ウチマチ)
「内町」は京都市西京区の地名。住所としては「御陵内町」となるようです。
ツカロク
⇒六角堂(ロッカク〈ドウ〉)
六角堂は京都市中京区の寺院。正式名称は「頂法寺」ですが、本堂が六角形をしていることから、六角堂と呼ばれています。六角堂から名前をとった「六角通」という通りもあり。
ツツウメ
⇒梅津(ウメヅ)
ツラカミカ
⇒上桂駅(カミカツラ〈エキ〉)
上桂駅は阪急電鉄の駅。
ツラカワカ
⇒桂川(カツラガワ)
桂川は京都盆地西部を流れる河川。嵐山を代表する景色である渡月橋の下を流れているのが桂川です。
ティマワカ
⇒今出川(イマデガワ)
主な使われ方として「今出川通」「今出川駅」。今出川通は京都市街北部の走る東西の大通り。今出川駅は京都市営地下鉄の駅。
テンジテン
⇒天神川(テンジン〈ガワ〉)
天神川は京都盆地北西部を流れる河川。市営地下鉄の「太秦天神川駅」、京福電鉄の「嵐電天神川駅」などの駅名にもなっています。
テンベザイ
⇒原谷弁財天(〈ハラダニ〉ベンザイテン) 弁財天町(ベンザイテン〈チョウ〉)?
原谷弁財天は京都市北区にある神社。平家一門に由来する神社とのことです。
「弁財天町」は京都市内の各所で見られる地名。
※「弁財天」と付く地名や神社は京都市内各所にありますが、祠の位置から、原谷弁財天が由来だと考えました。
テンマテン
⇒北野天満宮(〈キタノ〉テンマングウ)
北野天満宮は京都市上京区にある神社。学問の神様・菅原道真公を祀るため、特に初詣は合格祈願の参拝者で賑わいます。
トキヨウ
⇒京都(キョウト)
主な使われ方として「京都市」「京都駅」。京都市は京都府の府庁所在地。京都府民の6割が京都市民だそうで、日本一、都道府県庁所在地に人口が集中している都道府県だそうです(豆知識)。京都駅はJR線・近鉄線・京都市営地下鉄の駅。
ドミズイノ
⇒泉殿(イズミドノ)
「泉殿」は京都市左京区の地名。住所としては「吉田泉殿町」になります。地域内には京都大学のキャンパスの一部があります。「吉田泉殿」と呼ばれた貴族の邸宅があったそうですが、あまり広くは知られていない地名かと思います。
ナ行
ナタカカ
⇒ 田中神社(タナカ〈ジンジャ〉)
田中神社は京都市左京区にある神社。神社の周辺地域も「田中」と呼ばれます。
ナチョハヤ
⇒花屋町通(ハナヤチョウ〈ドオリ〉)
花屋町通は京都市内の東西の通り。「西大路花屋町」のような形で、バス停や交差点の名前にもなっています。
ニンジシ
⇒西陣(ニシジン)
「西陣」は京都市上京区と北区にまたがる地域名。全国的にも有名な地域名ですが、住所や駅・バス停の名前には使われていません。
ノウダ
⇒宇多野駅(ウダノ〈エキ〉)
宇多野駅は京福電鉄の駅。「宇多野」は住所や地名にもなっており、仁和寺や妙心寺に近い地域です。
ハ行
バミトカ
⇒上鳥羽(カミトバ)
「上鳥羽」は京都市南区の地名。任天堂の本社の住所は「上鳥羽鉾立町」です。
ププンケ
⇒玄武神社(ゲンブ〈ジンジャ〉)
玄武神社は京都市北区にある神社。
マ行
マオイケスカ
⇒烏丸御池駅(カラスマオイケ〈エキ〉)
烏丸御池駅は京都市営地下鉄の駅。市営地下鉄の2つの路線・烏丸線と東西線の乗換え駅です。
マカスラ
⇒烏丸(カラスマ)
主な使われ方として「烏丸通」「烏丸駅」。烏丸通は、京都市の南北のメインストリートのひとつ。烏丸駅は阪急電鉄の駅。
マクルキサ
⇒車折神社(クルマザキ〈ジンジャ〉)
車折神社は京都市右京区にある神社。境内にある「芸能神社」は、古今の芸能人が訪れていることで有名。京福電鉄に同名の駅もあります。
マヤウシュ
⇒朱山(シュウヤマ) 周山(シュウザン)
「周山」は京都市右京区の地名。住所としては「京北周山町」となるようです*2。京都市街地から高尾・神護寺へ抜ける「周山街道」という道があることから、「周山」の名前は京都市内では良く知られているかと。
地名としては「シュウザン」と読むのですが、祠名は「シュウヤマ」と読んだうえで並べ替えたと考えましたが……。
※「周山(シュウザン)」より「朱山(シュウヤマ)」の方が由来として自然だと考えました。
マヤウメキサ
⇒梅ケ畑山崎町(ウメガハタヤマサキ〈チョウ〉)
マヤオタキ
「大北山」は京都市北区の地名。金閣寺の北側のあたりになります。
「マヤオタキ」と「アタゴヤマ」ではアナグラムになっていませんが、「愛宕」を「オタギ」と読ませる「愛宕念仏寺(オタギネンブツジ)」という寺院があります。「愛宕山」を「オタギヤマ」と読んだうえで、「マヤオタキ」と並べ替えたのではないか。
※祠の位置も合わせて考えると、「愛宕山」よりも「大北山」の方が由来として自然だと考えました。
マヤココ
⇒小山(コヤマ)
「小山」は京都市北区の地名。こちらも駅やバス停の名前などになっていないので、近所の方以外にはあまり知られていないかもしれません。
マヤシアラ
⇒嵐山(アラシヤマ)
「嵐山」は京都市西京区の地名。観光地として一般的にイメージされる「嵐山」(渡月橋の北側)は、住所としては右京区嵯峨地域となるようです(初めて知った)。京福電鉄・阪急電鉄にはそれぞれ「嵐山駅」がありますが、前者は右京区、後者は西京区にあります。
マヤタタ
⇒北山田町(キタヤマダ〈チョウ〉)
「北山田町」は京都市西京区の地名。住所としては「山田北山田町」となるようです。
マヤチノウ
⇒山ノ内駅(ヤマノウチ〈エキ〉)
山ノ内駅は京福電鉄の駅。「山ノ内」は駅周辺の地名でもあります。
マヤチデギナ
⇒出町柳駅(デマチヤナギ〈エキ〉)
出町柳駅は京阪電鉄・叡山電鉄の駅。下鴨神社や「鴨川デルタ(賀茂川と高野川の合流地点)」に近い駅です。
マヤナシ
⇒山科(ヤマシナ)
主な使われ方として「山科区」「山科駅」。山科区は京都市南東部の行政区。山科駅はJR東海道線、京阪電鉄、京都市営地下鉄の駅。
マヤヒシカ
⇒東山(ヒガシヤマ)
主な使われ方として「東山区」「東山駅」など。京都市東山区は、祇園、清水寺、三十三間堂、東福寺などが立地する、京都観光を代表するエリア。東山駅は、市営地下鉄東西線の駅。
マヤマツノ
⇒松尾山(マツオヤマ)?
松尾山は京都盆地西部の山。
マヤミイ
⇒今宮神社(イマミヤ〈ジンジャ〉)
今宮神社は京都市北区にある神社。門前の「あぶり餅」も名物。
マヤリイナ
⇒稲荷山(イナリヤマ)
稲荷山は京都市南部にある山。西側の麓に伏見稲荷大社があり、稲荷山は同社の御神体とされています。
マラクグチ
⇒鞍馬口(クラマグチ)
主な使われ方として「鞍馬口通」「鞍馬口駅」。鞍馬口通は京都市内の東西の通り。鞍馬口駅は京都市営地下鉄の駅です。
ミネタカカ
⇒鷹峯(タカガミネ)
「鷹峯」は京都市北区の地名。江戸時代の文化人・本阿弥光悦ゆかりの光悦寺が有名です。
ミリョタニゴ
⇒御陵南谷(ゴリョウミナミタニ)
「御陵南谷」は京都市西京区の地名。京都大学桂キャンパス近くです。
ムサノキラ
⇒紫野(ムラサキノ)
モガワカ
⇒鴨川/賀茂川(カモガワ)
「鴨川/賀茂川」は京都盆地東部を南北に流れる河川。高野川との合流地点より下流を「鴨川」、上流を「賀茂川」と書き分けるのが一般的。
モギサリ
⇒鷺森神社(サギモリ〈ジンジャ〉)
鷺森神社は京都市左京区にある神社。平安時代に創建された古い神社です。
モシャピン
⇒毘沙門町(ビシャモン〈チョウ〉)
「毘沙門町」は京都市上京区の地名。京都御所や同志社大学の近くです。
モツシシ
「シヤモツシ」を参照。
モモシカ
⇒下鴨神社(シモガモ〈ジンジャ〉)
下鴨神社は京都市左京区にある神社。正式名称は「賀茂御祖神社(カモミオヤジンジャ)」。神社の周辺地域も「下鴨」と呼ばれます。
モロンク
⇒黒門通(クロモン〈ドオリ〉)
黒門通は京都市内の南北の通り。小さな通りで、駅名やバス停名などにもなっていないので、京都に暮らしていても、近所の人のほかは、あまり目にすることがないかもしれません。けっこうマニアックな地名を使ってきたな、という印象。(あとからもっとマニアックな地名がゴロゴロ出てきました)
ヤ行
ヤンサミノ
⇒ 三ノ宮町通(サンノミヤ〈チョウドオリ〉)
樫原三ノ宮神社(〈カタギハラ〉サンノミヤ〈ジンジャ〉)
三ノ宮町通は京都市内の南北の通り。付近には任天堂の旧本社ビルをリノベーションしたホテル、「丸福楼」があります。
樫原三ノ宮神社は京都市西京区にある神社。「三ノ宮神社」という名前の神社は、ほかにもいくつか京都市内にあるようですが、祠の位置から、こちらの神社が由来ではないかと考えました。
※祠の位置と任天堂との関係から、「樫原三ノ宮神社」よりも、「三ノ宮町通」の方が由来の可能性が高いと考えました。
ヨミズキ
⇒清水寺(キヨミズ〈デラ〉)
清水寺は京都市東山区にある寺院。「清水の舞台」があるお寺として、世界的にも有名。お寺の門前地域も「清水」と呼ばれます。
「清水」は京都市東山区の地名。地域東部には有名な「清水寺」があります。
ラ行
ラカクダジト
⇒桂徳大寺町(カツラトクダイジ〈チョウ〉)
ラカショゴ
⇒桂御所町(カツラゴショ〈チョウ〉)
ラシタキワカ
⇒北白川(キタシラカワ)
「北白川」は京都市左京区の地名。銀閣寺に近い地域で、高級感の漂う地域でもあります。
ラシワカ
⇒白川(シラカワ)
白川は京都盆地北東部を流れる河川。「白川通」という名前の通りも。白川通は、京都市街地を走る大通りの中では最も東側にあります。
リオゴコ
⇒郡町(ゴオリ〈チョウ〉)
「郡町」は京都市右京区の地名。住所としては「西京極郡町」となるようです。
ルタフウメ
⇒梅ケ畑古田町(ウメガハタフルタ〈チョウ〉)
ルナキタ
⇒鳴滝駅(ナルタキ〈エキ〉)
レンイゼ
ロツマム
⇒松室(マツムロ)
「松室」は京都市西京区の地名。地域内には「鈴虫寺(正式名称は華厳寺)」があり、願いを一つだけ叶えてくれるお地蔵様がいらっしゃることから、参拝者が絶えません。
ワ行
ワサオオ
⇒大沢(オオサワ)
「大沢」は京都市右京区の地名。住所としては「嵯峨大沢○○町」となります。地域内には「大沢池」や「大覚寺」といった名所旧跡があります。
おまけ
祠の名前・位置から推測すると、ハイラルの各地方(上空を含む)と京都市の各地域は、次のように対照できそうです。
北から時計回りに、